赤のポロシャツを着こなすには色を学ぶ

赤い色というのは、元気や活発さを表す色でもあります。鮮やかさや明るさ、派手さなども感じることから、赤い色の服を着こなすのは少々難易度が高くなっています。

赤という主張の激しい色にしっかりと合うコーディネートをしないと、上半身だけが浮いて見えてしまったり、目に煩い、きついと感じられてしまう恐れがあるためです。

しかし、そんな難しい色である赤を上手に取り入れられれば、一気にワンランク上のコーデになるという、ハイリスクハイリターンといえるアイテムかもしれません。

こちらでは、そんな赤いポロシャツを上手に着こなすために、赤という色についてご紹介します。

「赤いポロシャツに合う色は何か」

夏という季節にぴったりな明るさを持つ赤ポロシャツですが、店頭で気に入って購入したものの、何と合わせればいいのかわからないという方も多いはず。

赤に合う色で、もっとも簡単なのが「白」です。白は基本的に合わない色はありませんので、赤いポロシャツに白や白に近い色であるベージュのチノパンなんかを持ってくるのが、一番簡単なコーディネートです。

赤という単純な色だけを見ると、相性が良いのは「紫」「オレンジ」「青緑」あたりです。紫やオレンジは色の系統が似ているため相性が良く、青緑はほぼ正反対の色であるが故に相性が良くなります。

「赤の同系統色」

赤に青を足した「紫」や赤に黄色を足した「オレンジ」は赤と似た色なので、赤と相性は良いです。しかし、同系統なためコーデに大きく取り入れるのはあまりおすすめできません。赤ポロシャツにオレンジのスカートというコーデを想像してみてください。

なんだか暑苦しくありませんか？

同系統の色はたとえば赤ポロシャツの襟や袖にオレンジのポイントが入っていたり、靴や靴下、ピアスや眼鏡を紫やオレンジにするなど、小さな面積に取り入れると色が一辺倒にならないものの、おしゃれ感がでるのでおすすめです。

「赤の補色」

正反対の色を補色といい、「青～青緑～緑」の色は赤の補色となります。補色は差し色として使うととても良いアクセントとなってくれる色です。しかし、あくまでアクセントとして取り入れると映えるという意味なので、赤と同じ面積でもってくると色が喧嘩してしまいます。

たとえば、赤いポロシャツに緑のスキニーパンツのコーデ。上半身と下半身で同じくらいの面積があるので、一目で「派手！」という印象のコーデになってしまいます。ポロシャツと相性の良いはずのデニムも、色の濃いものほど色の主張が激しく感じてしまうコーデになってしまいます。

そこでおすすめなのが、クッションとなる色を挟んであげることです。赤のポロシャツからちらりと白いTシャツの裾が見えたり、茶色のベルトを見せたりと、赤と補色の間に赤と相性の良い色を挟んであげることで目にうるさかったコーデが落ちついてきます。

ワンクッションに最適な色は「白」「グレー」です。赤は「茶色」も相性が良いのでベルトなどに取り入れても良いでしょう。

「黒」も本来であればクッションの色として良いのですが、少し色が強すぎるので、赤ポロシャツに合わせるなら白か茶色あたりが良さそうです。

補色を大きな面積でコーデに取り入れるのは、初心者には少し難しいのも事実なので、ベルトや靴、眼鏡や帽子といった小さな場所に使うと一気にこなれ感がでるのでおすすめです。

また、補色でも色の濃さを調節することで合わせやすくなります。たとえば明るい赤のポロシャツに色落ちの薄い色のデニムというコーデは、補色を使ってはいるものの片方の色が薄くなっているので喧嘩をしません。

あくまで同じ濃さの補色をぶつけると色同士が喧嘩をしてしまうということなので、片方を薄くしてやれば喧嘩を回避できるというわけです。

補色は小物に使うか濃さを調節すると覚えておくと、赤以外の色を着るときにも使えて便利ですよ。

「赤と相性が悪い色」

赤と相性があまりよくないのは「青紫」「黄色」です。これらの色は中途半端に赤に近く、中途半端に赤から遠いという、なんとも微妙な色なのです。

相性が良くないというのは、あくまでファッションとして取り入れるならという意味ですので、赤ポロシャツを着るときはこれらの色を入れないよう気を付けてみてください。

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