ポロシャツのブランドロゴのワンポイントに秘められた話
暖かくなってくると着たくなるポロシャツですが、ポロシャツの胸元についたブランドロゴマークのワンポイントといえばどんなものを思い浮かべますか?
ポロシャツと聞いて思い浮かべるワンポイントは、恐らく皆さん同じようなブランドマークが頭に浮かんだはずです。今回は、そんなブランドロゴに秘められたお話をご紹介します。
そのブランドマークがワンポイントについたポロシャツを着るときは、ぜひ思い出してみてください。
「LACOSTE「ワニ」」
ポロシャツの老舗といえはラコステです。ブランドを立ち上げたのはブランド名でもあるルネ・ラコステという名テニスプレイヤーでした。彼がテニスプレイ中に着るために動きやすい服を作ろうと開発し、それがポロシャツの原型となりました。
そんな彼がお店に飾ってあったワニ革の鞄を気に入り、テニスチームのキャプテンに「自分が試合に勝ったらあの鞄をプレゼントしてほしい」と懇願したという話があります。
キャプテンは「とあるプレイヤーに勝ったらいいよ」と約束したものの、結局ラコステはその指名されたプレイヤーに勝つことができませんでした。
しかし、ワニ革の鞄をめぐるその話を偶然聞いたジャーナリストが「ラコステはワニ革の鞄を手に入れることはできなかったが、まるでワニのような(粘り強い)戦い方をした」を評したことで、ラコステといえば「ワニ」というイメージがつき、彼もそれを気に入ってブランドロゴとして採用したそうです。
「Ralph Lauren「ポロプレイヤー」」
ラコステと並んでポロシャツの老舗にラルフローレンがあります。ブランドの創業者はアメリカのデザイナー、ラルフ・ローレンです。
このラルフローレンのポロシャツのポロプレイヤーのロゴワンポイントがあまりにも有名なので、ポロシャツはポロ競技のユニフォームとして生まれたと勘違いする方がいますが、元々はテニス用のユニフォームとして開発されたものを、特に決まったユニフォームがなかったポロプレイヤーたちが好んで着る用になり有名になったというのが真相です。
そのため、ポロで着るシャツとして「ポロシャツ」という名前が一般的になりました。
ところが、元々ポロシャツの原型となるものを作ったテニスプレイヤー、ルネ・ラコステの出身地フランスでは、ポロシャツではなく「テニスシャツ」と呼ぶほうが多いそうです。
ラルフローレンは紳士のスポーツであるポロと、自身が作ったブランド「Polo」を重ね合わせ、ポロプレイヤーをブランドマークにしたそうです。
「Fred Perry「月桂樹」」
20~30代のおしゃれメンズに絶大な人気を誇るブランド、フレッド・ペリー。
このブランド名も創業者であるフレッド・ペリーからきています。彼はイギリスのテニス界の第一人者と言われ、現在でも多くのテニスプレイヤーから尊敬を集める名テニスプレイヤーでした。彼はテニスプレイヤーを引退したあと実業家としてフレッド・ペリーを興しました。
そのブランドのロゴマークは月桂樹です。月桂樹といえば、古代ギリシアで勝利と栄光のシンボルとして若枝で冠を編み、才能あるものに贈ったといわれ、テニスの試合でも大会の優勝者の頭に月桂樹の冠が載せられているのをテレビで見たことがある方も多いと思います。
ブランドの創業者が多くの大会で優勝したテニスプレイヤーであったことからも、なぜ月桂樹がブランドマークなのかわかる気がしますね。
「BURBERRY「騎馬の騎士」」
レディースからメンズまで、多くの人を魅了してやまない世界的ブランド、バーバリー。バーバリーは若干21歳だったイギリス人トーマス・バーバリーによって創立され、いまやイギリス王室御用達の称号を得る名実ともにイギリスを代表するブランドです。
バーバリーといえば、バーバリーチェックという名前でお馴染のチェック柄ばかりが有名ですが、ブランドロゴは旗を持ち馬に跨る騎士です。
このマークは1901年に最初のブランドカタログを発行する際に公募から採用したもので、「名誉や勇気、高潔」を意味する騎士が「Prorsum(プロ―サム、ラテン語で「前へ」という意味)」と書かれた旗を持っています。
バーバリーは常に前を向き、進化し続けるというマークに込められた意味が今日のバーバリーに繋がっているのかもしれません。
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まずはどんなデザインがあるのか、是非チェックしてみてください。